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らくがきacのつくりかた

らくがき、音楽、暗号通貨、未来予想などについて… since 2016/1/1~

超一流になるのは才能か努力か?を読んでみた!感想メモ。

ほん ほんの感想

 こんにちは。らくがきacです。

今日は「超一流になるのは才能か努力か?」という本を読んだので、読んで考えたことについてメモを残していきたいと思います。

「超一流になるのは才能か努力か?」ってどんな本?
超一流になるのは才能か努力か?

超一流になるのは才能か努力か?

著者のK・アンダース・エリクソンさんは「人間はどのようにして超一流と呼ばれる能力を身につけるのか?」というテーマについて何十年も研究してきた心理学者です。

この本にはその数十年の研究の成果がまとめられています。共著者のロバート・プールさんはプロのライターです。研究者の単著じゃなくて、研究者とライターさんがタッグを組んで書かれているので、とっても読みやすいです。

結論:才能より努力のほうが大事!

まず読んで思ったのが、プロゲーマーのウメハラさんの勝負論と言ってることがとっても似てる!ってことです。

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

ウメハラさんは勝負論の中で「"格ゲー大好きだけど不向きな人"こそが最強になる可能性を秘めている」「不器用こそが武器になる」と主張します。

3年前この主張を目にしたとき「なんで不器用で、向いてない人が強くなるんだろう?」って腑に落ちなさがあったのですが、今日エリクソンさんの本を読んでウメハラさんの正しさをやっと理解できました。

エリクソンさんの説明によると、不向きな人は向いてる人より多くがんばらなければならないプレッシャーを感じて、スタート時点からたくさん練習する習慣を身につける傾向があるというそうです。

そして、スタート時点でそれほど頑張らなければならないプレッシャーを感じなかった向いてる人を後から追い抜いていく。

つまり、長期的に見ればスタート時点の向き不向きは、その後何年にもわたる練習量を考えたら取るに足らないレベルでしかないのです。向いてる人は最初からそれなりにできるので、まどろっこしい基礎を飛ばしたり、独習の習慣が身につかないことがある。

エリクソンさんはズバリ才能より努力のほうが大事とこの本で言い切っています。

私はお絵かきや音ゲーが大好きだけど、いつも向いてなさを感じたり不器用さに悩んだりしています。それでも、細く長く続けていけば最終的には一流になれるかもしれない…!?

具体的にどんな努力をするの?

才能より努力が大事なのはわかったけど、一体どんな努力をするとよいのでしょうか。これはアプリマーケティング研究所さんのツイートがわかりやすくまとめてあるので引用してみます。

こうやってまとめを読むと、「どのポイントも普通のことなのでは?」と思ってしまいますが、本に出てくる超一流な人と自分を比べると、自分の意識の足りなさに気づかされます。

例えば「②練習は集中して行うと良い」とか、数字の暗記に挑戦してるスティーブさんの例だとこんな感じでやってる…

この日のセッションは楽にこなせる三五個からスタートし、数字が増えるにつれてスティーブは気合いを入れていった。私が三九個の数字を読み上げる前には、興奮気味に自らに檄を飛ばし、目の前の大勝負以外は頭にないようだった。「今日は大一番だ!……まだ一つも失敗してないだろう? よし!……記念すべき一日にするぞ!」。私が数字を読み上げていく四〇秒間は押し黙っていたが、それから頭の中で慎重にグループごとにまとめた数字を思い出し、その順序を確認していく間は、興奮を抑えきれない様子だった。何度も大きな音でテーブルを叩き、いくつかの数字のグループやその位置をきちんと思い出せたことを祝うように何度も拍手をした。一度など「絶対正しい! 自信があるぞ!」と叫んだほどだ。

 

ようやく覚えた数字を復唱すると、たしかに正解だったので、続けて四〇個に挑むことになった。ここで再びスティーブは檄を飛ばす。「よし、これが大一番だ! これができたらすべて終わる。なんとしてもやり遂げるんだ!」

 

再び私が数字を読み上げる間は沈黙が続き、それからスティーブが熟考する間には興奮したような物音や叫び声が録音されている。「そうだ!……さあ、どうした!……よし!……いくぞ!」。これもまた正解し、結局この日スティーブは目標どおり四〇個を確実に記憶できるようになった(それ以上はできなかったが)。

 

もちろん誰もが集中するために大声で叫んだりテーブルを叩いたりするわけではないが、スティーブの行動は効果的練習の研究から得られたある重要な教訓を示している。やるべき作業に全神経を集中しなければ、たいした進歩は望めないということだ。

これを読んで、本気になることに対してどこかはすに構えていた自分を恥ずかしく思いました…まず心を開放してテンションMAXになる必要があったのです。明日からスティーブのまねをしてみようと思います!

他のポイントについても、こういう具体的な気付きがいっぱいありました。もしいま何かに挑戦してて壁にぶつかってる人がいたら、現状を打破するヒントがのってるかもしれません。

どれくらいの時間練習すれば超一流になれる?

アプリマーケティング研究所さんのまとめツイートは練習の「質」を高める方法についてのお話でした。この本には、練習の「質」のお話と同じくらい大事な、練習の「量」についての考察もあって、とても面白かったです。

どれくらい練習時間を重ねれば超一流にたどり着けるのか…その問に対してエリクソンさんはこう言います。

「競争の激しい分野だと2万~2万5千時間。競争相手がいない分野だと200時間。比較される競争相手がどれくらい練習するかによって練習時間は変わる。」

国際的ピアノコンクールで優勝するピアニストの練習時間は約2万~2万5千時間。数字の暗記に挑戦したスティーブは82ケタ暗記できるようになるまでに約200時間かかりました(これは1970年台の記録らしいです)。

これを読んで思い出したのが1950年台と今年のオリンピックの体操を比較したこの動画です。


ღ♪░ The Olympics have changed 1950s-2016 ░♪ღ

1950年台の選手の牧歌的な動きに癒やされます…昔は動画くらいの動きで超一流と呼ばれました。けどいま超一流と呼ばれるには昔よりはるかに高い技能が求められます。

ひとことで超一流と言っても、挑戦する分野によって競争の激しさは異なります。

比較される競争相手がより多く練習してくるなら、自分もさらに練習しなければなりません。

これから何かに挑戦するときは、挑戦したいジャンルで一流になった先駆者にいままでどれくらいやったか聞いて、その人と同じかそれ以上の時間をかけてそこまでたどり着く道筋を考えるのがコツだってエリクソンさんはアドバイスしてくれます。

同時にエリクソンさんはディルバートのまんがを引き合いに出して膨大な練習時間が必要なことに対して心にストップがかかる私のような凡人の気持ちも汲んでくれます。

 - Dilbert by Scott Adams

http://dilbert.com/strip/2013-02-07

ディルバート「ある調査によると何事も一流になるには1万時間の練習が必要らしい」

ドッグバート「同じことを1万時間も練習しようなんて意欲があるのは頭がおかしい証拠だ」

ディルバート「そう言ってもらえると凡人の私の気が休まるよ」

ドッグバート「どういたしまして」

心にストップがかからず1万時間走り抜けるためにはどうすればいいのか…それは「限界的練習」という方法で凡人でも走りきれるとエリクソンさんは言います。「限界的練習」がどんな方法なのか気になる方はぜひこの本を読んでみてください!

まとめ

私の好きな趣味はコツコツ系の練習が必要なものが多いです(音ゲーとかお絵かきとか英語とか…)。

そして昔からうまい人とへたくそな私と、一体どこが違うんだろう?って疑問があって、その違いの秘密がこの本を読んで少しだけわかった気がしました。

エリクソンさんにその違いは才能の差じゃなくて、かけた時間とやりかたの差にあるんだよ!って言ってもらえて、とっても励まされました。これからもめげずに好きなことをコツコツがんばってゆきたいです!